令和5年11月18日 八溝杉伐採見学会が開催されました。
11月18日(土)、第13回 伐採見学会が開催されました。
令和5年11月18日(土)第13回やみぞ杉伐採現場見学会が参加者24名、スタッフ19名、合計43名で行われました。
当日は見事な秋晴れでしたが、前日は雨が降り、伐採現場までの作業道はかなりぬかるんでいました。
私達には山での作業の現実をお伝えできて“これもまた良し”のコンディションです。
また今回も、これから新築するマイホームの大黒柱になる木を山で選んでその場で伐倒してもらいたいというご要望が2組ありました。
家族で苦労して選んだ大黒柱は、家族の大切な思い出として何十年もその家族を見守り続けることでしょう。
伐採現場見学の後は、3年ぶりに復活した満腹バーベキューやマイ箸づくり、製材工場見学を行いました。
楽しみながら、とちぎ八溝材のご理解を深めて頂けたのではないでしょうか。
今回も那須町森林組合様、塩那森林管理署様にご協力を頂き、怪我や事故もなく無事に終了しました。
参加者の皆様、スタッフの皆様、関係各位に心から御礼を申し上げます。
前日の雨で作業道はぬかるみ、時には田んぼのような場所もあり、お子さんの小さな長靴は意味をなさない状況でした。
八溝山系にはヒルが殆どいないことがせめてもの救いです。
ぬかるんで悪い環境でも、子供たちは元気いっぱいにありのままの自然を楽しんでいました。
通常なら10分で登れるところを30分近くかけて登りました。
目的地までたどり着くと、そこには美しい景色が待っていてくれました。
こんなに高いところまで皆さん頑張りました。
目的地には那須町森林組合の奥山さんが待っていてくれました。
森林組合さんのことや林業のお話を伺い、大変勉強になりました。
いよいよ伐倒シーンを見学します。
足場を整備して、受け口をつくり、倒す方向を確認した後、追い口を入れていきます。
ご自宅の大黒柱になる立木をその場で選んで目の前で伐倒してもらいました。
その木が間違いなく、製材工場に運ばれるように丸太に名前を書きます。
さらにその切り株を触ってみると、70年も経った大木の想いを感じ取れるような気がします。
こちらのご家族も大黒柱になる立木を選びました。
切り株を触ると、この大木に感謝の気持ちが湧いてきます。
他の参加者も切り株に恐る恐る触れてみました。
こんなにみずみずしいとはびっくりです!
倒したての丸太の含水率が150%前後あることを体感してもらいました。
見学場所と切り株を往復して少し疲れました。
心地よい疲労感を抱きながら記念撮影です。
遠くに見えるのは那須連山です。
お腹がペコペコになって、いよいよ満腹バーベキューが始まりました。
お肉から焼くチーム、野菜から焼くチーム、焼きそばから焼くチーム、個性が出ます。
ちなみに牛肉は、霜降りの和牛です。
森と家を結ぶ会はバーベキューには妥協はありません!!
美味しいものには、素敵な笑顔を創る力があるようです。
この二人が野菜を切ったり、お米を炊いたりしてくれました。
参加者の笑顔につられて笑顔になります。
二人の棟梁がマイ箸づくりの段取りをしてくれています。
子供たちは二人の手さばきに興味津々です。
棟梁に指導されながら、子供達もマイ箸づくりにチャレンジです。
マイ箸の素材は、100年生のやみぞ杉、赤身の柾目を使用します。
森と家を結ぶ会はモノづくりには妥協しません!!
お腹が満腹になった後は、製材工場見学です。
送材車で木目や節を見極めながらの製材シーンに何故か皆さん無言になります。
乾燥が終わった原板から床板が出来る工程を見学しました。
仕上げの超仕上げから出てくる鉋屑を触ったり、匂いをかいだりしました。
浮造り仕上げを目の前で見学して、実際に触って、その感触を確かめました。
樹齢90年生のやみぞ杉です。
素性、目合い、色合いともに素晴らしい品質でした。
やみぞ杉の特徴は何といってもこの色合いです。
赤身の色合いが揃っていて、黒芯が少ないのがお分かりいただけると思います。
楽しく学べた一日でした。
思い出の集合写真をパチリ!!
来年もやみぞの山でお待ち申し上げております。